匝瑳市議会 > 2022-06-16 >
06月16日-04号

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  1. 匝瑳市議会 2022-06-16
    06月16日-04号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 4年  6月 定例会          匝瑳市議会令和4年6月定例会議事日程(第14日)                      6月16日(木曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問  16番 田村明美君   2番 椎名勝英君3 散会---------------------------------------出席議員(17名)     議長  石田勝一君       副議長  椿 日出男君     1番  内山隼人君        2番  椎名勝英君     3番  都祭広一君        4番  増田正義君     6番  平山政利君        7番  林 明敏君     8番  山崎 等君        9番  行木光一君    10番  武田光由君       11番  小川博之君    12番  石田加代君       13番  浅野勝義君    14番  栗田剛一君       15番  佐藤 悟君    16番  田村明美君       18番  欠員---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    次長          江波戸英樹 主査          椎名貴之    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          宮内康幸君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   秘書課長        大木恒一君 企画課長        鎌形 健君   総務課長        布施昌英君 財政課長        大川純一君   健康管理課長      小川 豊君 産業振興課長      奥田賢二君   高齢者支援課長     林 美幸君 市民病院事務局長    太田和広君   教育委員会教育長    二村好美君 教育委員会学校教育課長 矢澤敏和君   教育委員会生涯学習課長 畔蒜稔行君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより、6月15日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。---------------------------------------一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、6月15日に引き続きまして一般質問を行います。 それでは、通告により順次質問を許します。 初めに、田村明美君の登壇を求めます。 田村明美君。     〔16番田村明美君登壇〕 ◆16番(田村明美君) 皆さん、おはようございます。日本共産党田村明美です。 事前に通告しました7項目について質問いたします。 第1、市民病院及び地域医療の現状と展望について。第2、匝瑳市民病院の施設の建て替えについて。第3、コロナ禍における学校での情操教育について。第4、飯高檀林跡の保全と利活用について。第5、のさかアリーナの改修について。第6、市内の移動スーパーとの連携について。第7、匝瑳市シニアクラブについてです。 第1の市民病院及び地域医療の現状と展望について伺います。 匝瑳市の人口は、今、約3万4,600人。65歳以上人口は約1万2,400人、高齢化率は約35%となっています。高齢者が多ければ、医療機関がより必要となるのは自然の摂理です。そして、地域で開業している医師の先生方も高齢化になっています。 一方で、少子高齢化のまま対策を取らずに限界集落化していくのを黙認してはいられません。若い人たちが子どもを産み育て、安心して暮らしていける匝瑳市にしていく努力を私たちはしなければならないと考えます。命の問題である医療機関の充実について、民間任せ、あるいはあるがままにしておくのではなく、行政が責任を持って取り組まなければならないと考えます。 本市には市民病院があります。民間では困難なことも公立だからできるというのが本筋だと考えます。期待を背負って、現実の重要課題となっている次の4点について、執行部の認識と今後の方針を伺いたいと思います。 1つには、コロナウイルス対応。第7波について話題となっていますが、コロナウイルス対応対策新型コロナウイルスの第7波を想定し、医療面においてもこれまでの実績と教訓を生かし、さらに改善された対策が計画されるべきときにあると思います。市民病院などのさらなる対策を紹介ください。 2つ目に、夜間の救急受入れ診療の現状と展望を伺います。 3つ目に、産婦人科診療の現状と展望。分娩ができる医療機関、市内近隣の状況について伺います。 4つ目に、小児科診療の現状と展望。市内の子どもたちは、病気やけがをしたとき、どこの医療機関にかかっているのか、現状のままで十分なのか伺います。 第2、匝瑳市民病院の施設の建て替えについて。 施設建て替え検討状況を伺います。また、建設候補地について、建設場所の探し方、選び方はどのように行われているのでしょうか、教えてください。そして、病院の診療科目施設規模は何を根拠にして決めるのか教えてください。 第3、コロナ禍における学校での情操教育について伺います。 コロナ禍子どもたちの生活も大きく影響を受けているのではないでしょうか。本来、友達と大騒ぎをする、はしゃいで走り回るのが子どもと思います。しかし今は小学校入学前から、手のひらサイズのゲーム機を離さず、独りで画面を見て楽しんでいるのが子どもたちの日常生活になっているようです。 学校生活でもコロナ禍で様々な制限を受けていると思います。友達との交流ができにくい条件下にあると思います。身近に触れ合って一緒に物事に取り組むことは、友達と仲よくなるだけでなく、想像力が育まれ、他の人の痛みを察して思いやり、命を大切にするなど心根が優しい人に育っていくことにつながるのではないでしょうか。 しかし、IT化社会でかつコロナ禍の下では子どもたちの心の育ち方が大変心配です。学校給食、音楽、美術、図工、体育など情操教育とも言える現場の状況と教育委員会の方針、今後について伺います。 第4、飯高檀林跡の保全と利活用についてです。 飯高檀林跡は敷地6万7,667平方メートル、約2万500坪です。敷地内にある飯高寺の講堂、鐘楼、鼓楼、総門は国の重要文化財に指定されています。境内の全体は、千葉県指定史跡です。境内の周囲は大木の杉林で、竹も茂っており、その森林の保全については財政問題も含め重い課題となっています。 昭和51年、1976年、当時千葉県指定の史跡を守る目的で、史跡飯高檀林跡を守る会が地元で結成されました。以後、現在まで会員有志の方々により日常的に草刈り清掃、ボタン園の管理が行われています。しかし、会員の皆さんの高齢化があります。また、財政的にも潤沢ではありません。 昨年度の会の事業会計では、年会費1,000円の会費収入が25万円、匝瑳市からの補助金が5万円、宗教法人から1万円、その他寄附等合わせて47万円ほどの財源で、1年間の森林保全とボタン園の管理が行われています。小中高校生ボランティア協力もあるようですが、中心になってやっているのは地元の高齢の方々です。 平成29年度には匝瑳市市民協働提案型事業の採択を受け、30万円の事業予算を基に杉林を邪魔している急勾配地の竹を伐採しました。危険な場所もある困難を伴う伐採事業でした。本来はボランティアではなく、プロにより行われるべき事業だと思いました。 一番の課題は財源確保です。国・県の文化財指定を受けている建造物及び境内に関しては教育委員会が所管と思います。そして、その荘厳な景観は周囲の森林保全がなされてこそのものであると思います。では、誰がどのような方法で森林保全をしていったらよいのか。教育委員会なのか、産業振興課なのか。答弁も悩むところですが、ぜひ的確な答弁をお願いいたします。 第5、のさかアリーナの改修について。 のさかアリーナは体育館ですが、大きな舞台もあることから芸能発表会などの会場としても使用され、使い勝手のよい施設で高齢者も多く利用します。老朽化対策、照明設備の更新、トイレの洋式化改修が切実に求められています。そこでのさかアリーナの改修計画を伺います。 第6、市内の移動スーパーとの連携について。 市内でワゴン車による移動スーパーが行われています。拝見する機会がありました。そして、こちらのほうにも来てほしいのだけれども、どこに頼んだらいいか分からないという相談を何人かの年配の方々からいただきました。 移動スーパーが大変期待されています。しかし、移動スーパーのことがよく分かりません。そこで、市行政との関係をまず御説明ください。そして、移動スーパーを利用したい人が利用できるようにするためにはどうしたらよいのか、利便性向上についても答弁を求めます。 第7、匝瑳市シニアクラブについて。 旧八日市場市と旧野栄町のシニアクラブが合併して、匝瑳市シニアクラブ連合会となりました。地域のシニアクラブ単位シニアクラブと言われ、連合会に入っています。匝瑳市シニアクラブ組織状況活動状況を伺います。 以上、登壇質問、よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の登壇質問が終わりました。 田村明美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 皆様、改めましておはようございます。 それでは、ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、コロナウイルス対応と第7波対策についてのお尋ねでございますが、市では第6波で新型コロナウイルス感染症に感染し自宅療養をされる方などに対しまして、全庁体制による生活支援物資の支給を行ってまいりました。また、感染への不安などから自費で受けたPCR検査に対しましても費用の一部助成を行い、市民の皆様の感染への不安の解消に努めてまいりました。 現在、感染者数は減少傾向にありますが、第7波に向けた今後の対策といたしましては、さきの5月臨時会で御可決をいただきました一般会計補正予算(第1号)により、PCR検査費用の一部助成と自宅療養者等に対する生活支援物資の支給等を来年3月31日まで実施するなど、引き続き感染対策に取り組んでまいります。 次に、市民病院建て替えについて、建設場所の探し方、選び方についてのお尋ねでございますが、病院の建設場所の選定方法については、前回、建設場所を決定した際には安全性、経済性、利便性、ぬくもりの郷との連携などの検討項目により検討を行っておりますが、これらの要素にまちづくりの観点等を加えて検討するよう指示をしております。また、このような観点からふさわしいと思われる新たな候補地についても選定し、検討に加えるよう指示をしたところであります。 最後に、市内移動スーパーとの連携についてのお尋ねでございますが、高齢者の買物支援につきましては、令和3年2月に策定いたしました第8期匝瑳市高齢者福祉計画介護保険事業計画に位置づけた施策であり、高齢者支援課及び関係課において検討を行ってきたところであります。 その中で、昨年、株式会社カスミから社会貢献活動の一環として買物支援に係る事業等の提案をいただき、令和3年10月14日に株式会社カスミとの買物支援を含む9項目にわたる包括連携協力に関する協定を締結し、同年11月15日から同社による移動スーパーが開始されたものであります。この協定では、移動スーパー業務の中で気づいた点についても市に連絡するなど、高齢者の見守り活動も併せて行われているところであります。 移動スーパーの実施により、買物に不便を感じていた方などが身近な場所で買物ができるようになり、現在、地域の方々に御利用いただいていると伺っております。今後、高齢化が進展していく中では、高齢者の買物支援はますます重要になるものと認識しておりますので、引き続き地域の実情に沿った効果的な高齢者施策に取り組んでまいりたいと考えております。 私からは以上でありますが、そのほかにつきましては教育長及び病院事業管理者、担当課長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、コロナ禍における学校での情操教育についてと飯高檀林跡の森林の保全利活用について、さらにのさかアリーナの改修についてお答えいたします。 初めに、学校での情操教育についてのお尋ねでございますが、教育委員会といたしましても、コロナ禍においても給食指導や音楽、美術、図工、体育等の学習を通した情操教育は、命を大切にする心情や態度、豊かな感性等を育成する上で重要であると認識しております。 まず、学校給食につきましては、楽しく会話をしながら食事をすることで、コミュニケーション能力高まり情操教育の一助となりますが、対面で会話をしながらの喫食は感染リスクが高いとされていますので、これまでどおり前向き、黙食で給食指導を行っている状況です。 このほか音楽の授業では、歌唱や管楽器等を使用した学習については、児童生徒同士身体的距離を十分に確保した上で実施するとともに、必要に応じて飛沫防止のためのパーティションを使用し、同じ方向を向いて行うなどの対策をしております。また、歌唱については、マスクを着用した上で大声にならないように気をつけながら実施しております。 授業内容を工夫することでさらなる充実を図ることは重要と考えておりますので、例えば屋外や体育館などの広い場所ではマスクを外して歌唱するなど、どのような工夫ができるかについて引き続き各学校と検討してまいります。 次に、体育につきましては、運動の場面では児童生徒の健康に留意し距離を十分に取るなどの対策を行いながら、熱中症等の事故防止も考慮し、マスクを外して授業を行っております。また、一昨年と昨年は実施を見送っていた水泳指導については、身体的接触を避け、大きな声を出さないなどといった対策を講じた上で、本年度は実施していく予定でございます。 また、美術や図工の授業においても、基本的な感染予防対策を取りながら通常授業を行っております。 このほか、授業ではございませんが、小学校では運動会の実施、中学校3校では3年ぶりに宿泊を伴う県外への修学旅行など、通常に近い形で行事を実施し、情操教育に取り組んでいるところであります。 今後とも市内における感染状況等を勘案しながら、感染防止に努めつつ情操教育の充実に努めてまいります。 次に、飯高檀林跡の森林の保全をどういう方法で行っていくかとのお尋ねでございますが、現在は、飯高檀林跡の所有者である飯高寺や地元住民で組織する史跡飯高檀林跡を守る会の皆様により森林保全が行われております。 飯高檀林跡を守る会につきましては、飯高檀林跡を保護することを目的として、一般会員と賛助会員で構成されております。主な活動内容といたしましては、境内の監視事業及び保全事業のほか、境内の清掃管理、火災防御訓練等々幅広い御協力をいただいております。市といたしましては、史跡飯高檀林跡を守る会に対しまして補助金を交付しているほか、飯高寺に対しましては消防用設備の保守に関して千葉県と本市で補助を行っております。 お尋ねのありました森林保全に係る取組につきましては、今後必要に応じて人的支援に係るボランティア募集など、共同作業を含めた支援をしてまいりたいと考えております。 次に、敷地及び文化財施設利活用方針についてのお尋ねでございますが、文化財の利活用方針については、保存に重点を置いた行政活用から利活用も図れるように国では方針転換がされ、市では文化財活用促進の観点から、新緑祭や飯高檀林コンサート実行委員会と共催した飯高檀林コンサートを例年開催しております。 また、今年の4月には、世界的に活躍されている陶芸家の葉山有樹氏の作品展、葉山有樹展「虹の彼方に」が開催されるなど、文化財史跡を活用して質の高い演奏会や展示会を開催することにより、文化財保護の啓発と併せて芸術文化の振興にも取り組んでおります。 今後とも地域との連携の下、飯高檀林跡の敷地及び文化財施設の利活用について、飯高寺並びに関係機関と協議してまいりたいと考えております。 次に、のさかアリーナ老朽化対策、修繕計画についてのお尋ねでございますが、市では令和2年3月に匝瑳市公共施設個別施設計画を策定しており、のさかアリーナについても対象施設として劣化状況調査及び劣化度評価を行い、計画的な保全を進めるための修繕、更新時期等が示されております。 計画では、令和6年度に実施する予定でありました屋根改修については、シーリングの劣化による屋根の棟部分から漏水していたため、令和3年度にパネル目地シールの打ち替えを実施いたしました。また、今定例会に上程いたしました補正予算では、経年により劣化している冷温水ポンプ更新工事費を計上させていただいたところであります。 今後、外壁の修繕、機械設備、電気設備が更新時期を迎えますが、劣化状況、財政事情等を総合的に勘案しながら、適宜修繕、更新等を実施していく予定でございます。 次に、トイレの洋式化改修計画についてのお尋ねでございますが、現在、のさかアリーナ男子トイレについて3基のうち2基が、女子トイレについては10基のうち8基が和式トイレとなっております。 現在、生活様式の変化により和式トイレに慣れていない人が増加し、また、高齢者や障害を有する方の社会参加により、公共施設のトイレにおいては利用のしやすさや快適性など、利用者のニーズに対応した整備が求められているものと認識しております。このため、誰もが安心して利用できるトイレ環境の向上のため、他の施設の状況も踏まえながら改善に向けて検討してまいりたいと考えております。 なお、のさかアリーナにつきましては、当面の間の対応といたしまして、簡易洋式便座を設置したところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、新型コロナウイルス感染症市民病院における対応と夜間救急の受入れの現状についてお答えいたします。 初めに、新型コロナウイルス感染症への対応についてですが、院内感染の防止対策として、玄関での検温と、風邪症状等コロナ感染が疑われる症状がないかの聞き取りを継続しております。また、発熱、咽頭痛等のコロナを疑われる症状のある方については、看護師が電話で詳しい問診を行った上で発熱外来を案内し、医師の診察と必要に応じてPCR検査抗原定量検査を実施しております。 1月からの第6波では、発熱外来に大変多くの患者が受診してきており、1月から5月まで5か月間で1,030人が受診をいたしました。検査の結果、310人が陽性と判定されております。入院患者の受入れについては、1月から病床を確保し、入院患者の受入れを行ってまいりました。第6波の傾向としては、感染してもほとんどの場合は軽症で自宅療養となっておりますので、現在は入院の受入れ要請はございません。また、ワクチン接種についてはふれあいセンターでの集団接種に医師と看護師を派遣するとともに、病院内での個別接種も実施しております。 現在のところ、感染者数は大分減少してまいりましたが、今後の第7波に備えて、これまで行ってきた感染対策を緩めることなく、しっかりと対応していきたいと考えております。 次に、市民病院夜間救急の受入れの現状についてですが、3月定例会で都祭議員の御質問にお答えしましたように、平日昼間の救急患者については原則断らずに受入れをしておりますが、夜間や土日祝日については当直医師1名での救急対応ですので、やむを得ず当該医師の専門領域外はお断りせざるを得ないというのが現状です。 夜間の救急要請について、海匝地区で十分に対応できる病院は救命救急センターを備えている旭中央病院だけで、当院を含め、その他の病院では夜間救急に十分対応することができないのが現状です。このようなことから、現在で一部の例外を除き、原則として最初の収容要請から旭中央病院を受けていただいて、翌日以降、救急対応を終えた患者さんを周辺の病院が受け入れるという調整ができておりますので、当院でもそのような患者さんの受入れを行っているところです。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 私からは、市内の産科診療小児科診療の現状についてお答えさせていただきます。 初めに、産科診療の現状についてでございますが、現在市内の分娩施設は、増田産婦人科ひまわり助産院の2か所でございます。また、近隣の状況といたしましては、旭市の旭中央病院と銚子市の島田総合病院分娩施設がございますが、横芝光町、多古町、香取市にはございません。 次に、小児科診療の現状についてでございますが、現在市内で小児科診療を行っている医療機関は、小川内科、かわて医院、佐藤クリニック、椎名医院、城之内医院、福島医院、守医院の7か所で受診できる状況でございます。また、近隣では旭市が9か所、銚子市が8か所、横芝光町が3か所、多古町が3か所、香取市が10か所となっております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは、市民病院建て替え検討状況と新病院の診療科目あと施設規模についてどのように決定していくのかという御質問にお答えをさせていただきます。 初めに、病院の建て替え検討状況についてですけれども、現在、匝瑳市病院事業運営委員会という組織で市民病院建替整備基本計画(案)についての修正作業を行っております。その中で病床数、また建設場所の検討というものを行っております。 次に、新病院での診療科目ですけれども、これに関しましては現状と同じ診療科目を予定しております。具体的に申し上げますと、内科、消化器内科循環器内科呼吸器内科、外科、消化器外科、整形外科、リハビリテーション科、泌尿器科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科の12診療科となります。診療科目については、今後の医師の確保状況により変更になる可能性はありますが、現時点での想定としてはこのように見込んでいるところです。 最後に、施設規模ということに関しまして、病床数ということで置き換えてお答えさせていただきたいと思うんですけれども、こちらの決定に当たりましては、まず、今後の医療需要からの予測ですとか、市民病院におけるコロナ以前の直近の入院患者の傾向、そしてさらには感染症への対応ということで、今後も新型コロナウイルスのような感染症の発生が想定される中で、病院として入院の受入れ等も考えていかなくてはいけないとか、そういったところを考えながらの検討となっておりまして、病床数については現在のところ、おおむね80床程度を軸に検討を進めていると、そのような状況でございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(林美幸君) 私からは、市内移動スーパーとの連携について、市長答弁に補足させていただきますとともに、匝瑳市シニアクラブ組織状況活動状況についてお答えいたします。 初めに、移動スーパー販売場所の差し替え、変更についてのお尋ねでございますが、現在の販売場所につきましては、各地区から株式会社カスミへ要望された販売希望場所について、後日カスミにおいて調整の上、決定されたものでございます。 なお、地区からの販売場所の変更要望につきましては、カスミからは要望の内容を伺った上で、社内で調整させていただくとのことであります。 次に、匝瑳市シニアクラブ組織状況活動状況についてのお尋ねでございますが、議員御指摘のように、昭和21年3月に市内米倉地区に創設された米倉老人クラブが全国に先駆けての老人クラブの始まりとされており、本市は老人クラブ発祥の地と言われております。 匝瑳市シニアクラブ組織状況といたしましては、令和3年4月1日現在、各地域に単位シニアクラブが104クラブあり、会員数は4,216人でございます。合併当初の平成18年4月1日での単位シニアクラブ数は125クラブ、会員数は6,719人でありましたので、この15年で21クラブ、2,503人が減少しております。会員数の減少の主な要因といたしましては、新たに加入される方が減少していると伺っております。 また、主な活動状況といたしましては、独居高齢者への訪問活動、施設清掃、草花植え、地域見守り、スポーツ活動等が行われております。 なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで活動が自粛されておりましたが、現在は感染者数が減少していることから、感染防止対策を行いながら徐々に活動が再開されていると伺っております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 再質問させていただきます。 市民病院、地域医療の関係なんですが、地域医療というのを考えた場合に、どうしても匝瑳市民病院がこの地域の拠点であるということもあって、併せてというか、両方関連しての再質問をさせていただきたいと思います。 夜間救急は現状では旭中央病院に受け入れてもらうということで、宮内市長の公約、また意欲を示されておりますので、市民病院でも夜間の受入れ体制を何とかできないかというのは、これから進めていただけるんではないかと期待するんですけれども、それで、産婦人科のことなんですが、分娩ができる医療施設というのが、医師がいるのは増田医院だけと、市内では。あと旭市の旭中央病院と銚子市の島田総合病院で、その周りには多古町とか、香取市とか、横芝光町だというところにはお産ができる医療施設はないということなんですね。助産院もありますけれども、医師はおられないと。 あと、昨日の内山議員の一般質問に対する答弁で、子宮頸がんのがん検診の受診率の回答がありました。例年、全体で匝瑳市内の対象女性の31%程度と。ところが、令和2年度は集団検診、バスが来て集団検診を行うということがコロナ対策のために不可能であったということで、増田医院、それから鈴木医院での婦人科個別検診ということだったと。それが12%にも達しなかったように思います。 このことを見ると、やっぱり産婦人科医院がないということが、婦人科検診、がん検診の受診率があまりにも低いということにも直接つながっているんじゃないかと考えざるを得ません。執行部当局の認識を伺います。
    ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 当院にも以前、産婦人科はありましたけれども、産婦人科を再び開設することは非常に困難な理由についてお答えをしたいと思いますが、産婦人科を志望する医学生が非常に減少しておりまして、現在の大学でも医師が不足ぎみのところはあります。 なおかつ、小児科も産科もほかの科もそうですけれども、激務ですよね。敬遠される傾向にあるのと同時に、大学側も人数が少ないという状況の中で、関連病院にドクターを派遣するわけですから、当然選択と集中ということが起こります。 いろんな診療科は、実は常勤医3名以上にならないところには医師を派遣しないという状況が出来上がっております。それもやはり働き方改革、時間外労働規制とか、そういったところをクリアするためには人数が必要なんですよね。 そういった状況から、今、本当に中小病院で産婦人科や小児科を再び設けるということが非常にできないでいる。そういったことが原因かというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 事情がよく分かりました。私のほうで、匝瑳市民病院で何とか開設努力をと言う前に菊地病院事業管理者のほうから答弁いただいたわけなんですが、大変困難な状況で、千葉県が困難、また日本全体が困難ということなのかもしれません。 ですが、少子高齢化と言われていて日本沈没ということにもつながる事態ですから、これ国政府に方向転換してもらう必要があるんですが、匝瑳市としても本当に気にかけていただきたいと思います。何かしら常に産婦人科医の獲得という芽が、可能性が考えられるところには働きかけていただきたいと、気にかけていただきたいということをお願いします。それしかないかなと思いますが。 それから小児科なんですけれども、内科で大人の、成人者の内科を診てくださる開業医の皆さんが、子どもさん、小児科も診るという現状だと思うんですけれども、そうしますと、小児科医も少ないことは確かなんですが、小児科診療の施設というのは市内では何とかなっていると、現状でよろしいというふうに考えていいんですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの質問にお答えをさせていただきます。 先ほど申し上げましたとおり、市内で小児科を標榜している医療機関が7か所ございますので、現状で不足しているとは考えにくいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それから、コロナ禍における学校での情操教育と、一口に情操教育ということでお尋ねしましたけれども、給食は前を見て黙食するということに徹するということ、これからも続けるのでしょうか。距離を広げて、教室での食事ということにこだわらずに、とにかくコミュニケーションが取れるような食事、給食ということは考えられないんでしょうか、検討できないんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの給食についての御質問ですが、やはり感染リスクが一番高いのは給食とされていますので、まだ安心できるような状況ではありませんので、黙食、前を向いての給食は実施しております。 ただ、今後感染状況を見まして、さらに安心できるような状況になりましたら当然考えていきたいと思いますし、やはり多人数学級も多いですので、広がって食べるとか、そういうのもちょっと厳しい状況ですので、現状どおりということで現在は行っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 給食は黙食と。ですから食べるということを早めに終わらせて、その後マスクを急いでかけて、あとは今までのように友達と話をしたり、じゃれ合ったりということはできているんですか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問についてですが、学校によっては早く終わったところからマスクをして会話をするというところはございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それから、音楽での歌を歌うということなんですが、マスクして大声にならないように歌うということなんですが、学校と、今後は検討していきたいともお話があったんですけれども、同じ方向を向いて歌を歌うのは当然と思うんですが、大声を出さないで歌うということは、みんなで合唱するという行為の、発散できないままというか、本来の合唱する目標を達成しないままになってしまうんじゃないかと思わざるを得ないんですね。大きな声でみんなで歌を歌う、その気持ちよさとか、みんなでやったという達成感というのはすごく重要だと思うんですが、そのためには教室とか音楽室とか狭いところにこだわらずに、晴れている日は校庭に先生も生徒も出る。それから、雨などのときに体育館が空いていれば体育館を使うというふうなことで、とにかく広いところで、できればマスクを外して大きな声で合唱するという指導は検討できませんか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、ただいまの音楽についての御質問ですが、月に1回程度であれば、例えば外に出て歌うということもストレス発散にもなりますし、よろしいかと思いますが、やはり外だと機材もありませんし、移動となると準備や負担もかかりますので、体育館で行うならそれが可能かと考えております。ピアノや機材もありますし、靴を履き替えるという負担もありませんので、可能かと考えます。実際に体育館で広がってやっている学校もございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) ぜひさらに検討し、実施をできるようにお願いします。 それから、飯田檀林跡の保全なんですが、教育長のほうからはボランティアの皆さんの協力も得て、共同作業をこれからも取り組んでいきたいということなんですけれども、素人の集まりで共同作業でできる範囲を超えているんですよね、飯田檀林跡の保全ということについては。 それで、昨日も都祭議員の質問で提案もありましたが、森林環境譲与税というのができました。国民負担がこれから令和6年度から出てくるということで、いろいろ賛否両論あるかもしれませんが、とにかく森林環境譲与税を活用するということは、飯高寺がある飯高檀林跡については難しいんですか。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) それでは、議員の御質問にお答えさせていただきます。 森林譲与税の活用をということでございますが、こちらの譲与税につきまして、森林整備の主な対象といたしましては、適切に管理されていない人工林ということになります。このため、地域の事情を考慮した整備範囲の確定、範囲内の森林所有者の意思確認及び境界確認の作業などが必要となりますので、引き続きこちらについては調査研究させていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それから教育委員会主催、それから実行委員会主催で檀林コンサートなどが行われていますが、先日は全くの民間の陶器等の展示会、展示がありました。好評だったんですが。 それで、私も誰もが無料でそういうものに参加できるとか見に行けるとかという、無料で見られるということは非常に結構なこと、歓迎しているものなんですけれども、境内全体の使用料あるいはコンサート等の使用料を徴収するというようなことはどうなんですか。財源確保です。 ○議長(石田勝一君) 畔蒜生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(畔蒜稔行君) それでは、ただいまの田村議員の御質問にお答えいたします。 確かに新緑祭、檀林コンサート、無料で市と共催で行っておりますので、こちらに関しましては使用料等は取ることはないと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) ただいまの課長の答弁に補足させていただきます。 議員の御質問にありました、いわゆるコンサート等催物の有料化を図って保全の財源にしてはどうかという御提案だと思いますが、私ども自治体が主催する事業において有料化というのはちょっとそぐわないと。 ただ、保全についての財源はまたこれからいろいろ、私どもも今回、県にも問い合わせてみました。県の文化財課等にも問い合わせてみたり、また近隣の市町にも状況を確認しました。県の答弁としては、やはり今現状では指定文化財に関わるものに関しては補助対象になるんだけれども、いわゆる樹木等についてのものは対象とはならない。 また、似たような寺社仏閣を有する多古町とか、あるいは山武市に状況を伺いましたところ、やはり森林保全のための助成事業は実施していないということでございましたので、ただ、私どもとしても貴重な遺跡でございますので、何とか保全できるようにこれからも調査研究してまいりたいと、このように考えます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それで、匝瑳市地域おこし協力隊の予算が補正予算で計上されました。観光資源としての飯高檀林跡の保全及び利活用に関わることに、匝瑳市地域おこし協力隊に活動してもらうということの検討を求めたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形企画課長。 ◎企画課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 議員おっしゃるとおり、大変匝瑳市にとりまして重要な場所でございます。観光であったり、市のPRという、シティプロモーションという面からも非常に重要な場所だと思いますので、これから地域おこし協力隊の募集をするわけなんですが、協力隊員が決定しましたら、そういった内容も含めて協議してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) よろしくお願いします。 それから、のさかアリーナの改修については、トイレの洋式化が本当に切実な課題だと言われております。できるだけスピードアップして改修をお願いしたいと思います。答弁は結構です。 市内の移動スーパーとの連携なんですが、令和3年10月14日に匝瑳市と株式会社カスミとの包括連携協力に関する協定書というので、どういう協定書かというのは分かりました。令和3年11月から、それに基づきカスミによる移動スーパーが始まったわけなんですけれども、市と連携しているということなんですが、利便性向上ということが今本当に課題になっていると思うんですね。期待されていますから、うちのほうにも来てほしいということが本当に多くの方が望んでいると。 市がその間に入って、市民と株式会社カスミとの間に入って、伝達だけではなくて一緒に協議するということをすべきじゃないかと思うんですが、高齢者支援課が担当課ならば、高齢者支援課の中にその協議に当たるスタッフ、職員を、責任を持つ方を配置して、それはもちろんいろんな事業の兼務で結構ですが配置して、カスミと少なくとも月1回程度は定例協議を持っていただくよう検討してください。どうですか。 ○議長(石田勝一君) 林高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(林美幸君) この高齢者の買物支援につきましては、大変期待されているものであると思っております。市でルートや場所の選定を行うことは、公平の観点からも市が直接関与することは難しいことだと考えております。そのため、要望を市へという御案内はしておりませんが、電話でこちらにいただいた要望につきましてはお伺いしまして、そのままカスミにお伝えいたします。 市といたしましては、そういった要望につきましては事業開始からおおむね1年程度をめどにいたしまして、区長会等を通じまして各地区の要望をお聞きしたいと考えております。そちらの日程につきましては、今後、区長会等の御予定をお伺いしながら調整してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 今の答弁を速やかに実行していただければありがたいなと思います。スピードを上げてください。 最後のシニアクラブのことなんですけれども、時間がないので端的に伺いますが、104の単位クラブが匝瑳市内にあるということなんですが、その単位クラブが匝瑳市シニアクラブ連合会から抜けるとか抜けないというような話がいろいろ出ているんですけれども、高齢者支援課はどう認識されていますか。 ○議長(石田勝一君) 林高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(林美幸君) ただいまの御質問にお答えいたします。 議員おっしゃいますように、シニアクラブでそのような話があるということは伺っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 伺っていると。市行政は補助金を支出しているだけの関係と言えばそれまでなんですが、複数のシニアクラブ連合会の役員さんにお話を聞きました。本当に端的に言いますと、野栄地域、旧野栄町の25単位クラブがあるんですが、そこが匝瑳市シニアクラブ連合会から抜けるというようなお話が出回っちゃったみたいなんですが、抜けないと、抜ける意思はないというような役員さんのお話でした。それはお伝えしたいと思います。 それから、令和3年度、昨年の当初予算でシニアクラブの事務局事業を社会福祉協議会に委託しているんですが、事務局委託費用90万円が計上されているんですが、令和4年度はそれが全くなくなってしまったんですね。ただ、変わらずそのシニアクラブの事務局員の方は仕事を継続されていると思うんですけれども、では事務局の費用負担はどこが出すことになるんですか、令和4年度は。 ○議長(石田勝一君) 林高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(林美幸君) シニアクラブの連合会の事務局の賃金につきましては、直接シニアクラブ連合会に令和4年度は支出いたします。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 令和4年度のシニアクラブ連合会への予算、当初予算ですが、582万円ということです。昨年、令和3年度はシニアクラブに対して564万円、それから事務局費用というので90万円、別に計上があるんですね。ですので、非常にこれでは90万円に達しないので足らないんじゃないかと思うんですけれども、事務局費用についてシニアクラブ連合会からも負担するということが想定されているんですか。 ○議長(石田勝一君) 林高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(林美幸君) 先ほども御答弁させていただきましたが、事務局費用につきましては、令和4年度は連合会へ支出いたしますので、その中でやっていただけるものと思っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) そうすると、シニアクラブ連合会補助金は削減されたということになりますね。そのことは役員の方が非常に心配されていました。削減なのかということで。 それから、令和3年10月ですか、匝瑳市高齢者支援課からシニアクラブ、単位クラブの役員さんに対して配付されたんではないかと思うんですけれども、市の補助金の使途、使い道、対象となる事業範囲はこうですよということが限定されますという説明書が配付されました。その説明書が会員さんの中で大変波紋を呼んでいると。これまでみんなで和気あいあいと親睦的にやってきたことが、これは補助金の対象にはならない、補助金は使えないと。やるならば、もう自分たちの会費のみでやらなければならないとか、これではこれまでのシニアクラブの活動、自分たちがやってきた活動が継続できなくなるんじゃないかとか、できにくくなるというふうに心配されているんですね。丁寧な説明がもっともっと必要だと思いますが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 林高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(林美幸君) ただいまの御質問にお答えいたします。 ただいまの件につきましては、令和3年度に匝瑳市監査委員によります財政援助団体等監査が実施されたことによるものでございます。市ではその結果に基づきまして、シニアクラブにお伝えしたところでございます。 監査はきっかけではございますが、補助金でございますので、県の要綱にのっとって補助対象と対象外といったものを明確にすることを目的といたしまして、様式の変更等をお願いいたしました。今後、事務局を通しまして御理解をいただけるように丁寧な説明に努めまして、シニアクラブの皆様の御負担にならないよう進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) より丁寧な説明を単位クラブ対象にやっていただきたいというふうに思います。 それで、この使い道というか、補助金の対象となる事業範囲ということで、独居高齢者への訪問、清掃奉仕活動、児童の登下校時の見守り、あと教養講座、スポーツ活動というふうなことなんですが、清掃奉仕活動ということで、道路のごみ拾いなんかのお茶代とか、そういったものには使えるよというような、そういう記述なんですけれども、敬老の精神で市からシニアクラブに補助金を支出するというのがそもそもの本筋ではないかと私は考えます。ですので、シニアクラブボランティア団体のように扱うのではなくて、敬老精神で高齢者の方々がクラブ活動を活性化していただくことをこれから求めてください。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の一般質問を打ち切ります。 続いて、椎名勝英君の登壇を求めます。 椎名勝英君。     〔2番椎名勝英君登壇〕 ◆2番(椎名勝英君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の椎名勝英でございます。 傍聴の皆さん、そしてインターネットライブ中継を御覧の皆さん、御苦労さまです。 通告に従いまして一般質問を行います。 まず最初は、農業所得向上対策です。 宮内市長は、所信表明の6つのまちづくりビジョンの中で、米価下落対策と農業所得向上を図るとしている。今、農業は、畜産では飼料の高騰により経営が脅かされている。また、野菜農家も肥料、資材及び燃料の高騰と価格の低迷により大変な状況になっています。植木産業については、公共事業の減少や輸出の減少により経営が困難な状況にあるそうです。稲作農家に至っては、米価下落による収入の減少と肥料、資材、農薬、燃料が高騰しており、危機的な状況になっています。 私は3月議会で、米価下落に対し10アール当たり5,000円の補助を提案しましたが、宮内市長は必ずしも、補助を出すのがよいのかと否定的な見解を述べており、そこで宮内市長に伺いますが、米価下落に苦しむ稲作農家、餌の高騰で経営困難になっている畜産農家、販売が減少している植木農家、物価上昇で苦しむ野菜の農家の所得向上対策をどのように考えておられるか伺います。 3月議会で、米価下落対策は、収入保険とナラシ対策に加入して自助努力で対策をと言われていましたが、これは無理です。再度提案します。主食米作付面積に10アール当たり5,000円の助成をお願いいたしますとともに、肥料、飼料、資材費、燃料油、電気代等の物価高騰に対する対策も検討していただきたい。 質問の2点目です。 学校給食の無料化ですが、宮内市長は所信表明の6つのまちづくりビジョンで、子育て視点のまちづくりを推進と述べていますが、子育ての支援の観点からいうと、学校給食費の無償化は大変有効な施策と考えますが、いかがお考えでしょうか。今年は学校給食が全国で始まってから70年、給食の味は大人になってからの味覚や嗜好を左右するとも言われています。 私は学校給食の歴史をちょっと紹介いたします。 学校給食は、1889年、山形県鶴岡町の私立忠愛小学校で貧困児童を対象に無料の学校給食が始まりました。1919年、佐伯矩の援助により東京の小学校でパン給食を実施されました。1932年、初めて国が学校給食に貧困対策として補助金を出し、国の事業としてスタートしています。1942年、食料不足による中断、これは戦争による中断です。1947年、給食再開されます。1950年、八大都市の小学校で戦後初の完全給食が始まる。全国に拡大、制度化されています。1952年、全国の小学校で完全給食が始まり、コッペパン、脱脂粉乳。1954年、学校給食法が制定された。1955年、56年、アメリカの余剰農産物に関する日米協定を結びます。1956年、学校給食法が一部改正され、中学校などにも適用され、1976年、米飯を正式に導入。1985年以降、文部省の通知により外部委託など学校給食業務の合理化が進められる。2006年、全国学校給食甲子園がスタート。野栄学校給食センターはここで優勝しています。2008年、食育基本法を受け学校給食法を改正。学校における食育の推進が明確に位置づけられております。 以上を見てきましたけれども、日本の味覚と食生活を語る上で避けて通れない学校給食。戦後、アメリカの余剰農産物であるパン、脱脂粉乳により志向が米からパンへと変えられ、米の消費が減少し、米が大量に余り、1969年産から米の生産調整が始まりました。現在もまだ調整が続いています。 今、農業は危機的な状況になっています。担い手不足に悩む農村は人口減少に歯止めがかからない。石油依存型農業は自然を破壊し続けている。学校給食の持つ力はこんなときこそ威力を発揮する。児童が健康に育つために、地域の農家から農薬や化学肥料を減らした米や野菜、肉を使用して地域の農業を活性化しようではありませんか。 今、物価高騰のあおりを受けて、各地で学校給食費の値上げが聞こえてくる。当市の学校給食費の値上げを考えているのかお聞きします。学校給食費は月幾ら徴収しているのかお知らせください。今、市民の生活は大変厳しい状況にあります。中でも子育て世帯は特に苦しい状態にあると思います。 再度聞きます。地元産の食材を使用拡大する気持ちがありますか、お知らせください。地産地消で安心・安全な給食を子どもたちに与える考えは、そして学校給食費の無償化をお願いして次の質問に移ります。 3点目ですが、職員採用の問題です。 私の知り合いのお子さんが匝瑳市役所に働きたいと希望していましたが、大卒の募集のみ、いわゆる上級職の募集のみで高卒、初級職の募集がありませんでした。仕方なく千葉県庁の試験を受けて、現在県庁で働いています。しかも通勤が大変ということで、千葉市内にアパートを借りて県庁へ通勤しています。 匝瑳市は年々人口が減少している。人口減少の原因の一つに働く場がないことが挙げられるのではないのかと思う。市民の雇用の場を確保するためにも、高校卒業者、いわゆる初級職の採用は必要と考えます。なぜ高校卒業者の募集をしないのかお尋ねいたします。 続いて、職員の会計年度任用職員についてです。いわゆる非正規雇用者と言っていますけれども、市役所の執務室を見ると、会計年度任用職員が多く見受けられます。会計年度任用職員の賃金はどのくらいでしょうか。低賃金で働いているように思われます。会計年度任用職員は何名いますか、正規雇用職員は何名いますか、お知らせください。 会計年度職員の賃金では家計を支えられず、補助的な収入にならざるを得ないと思います。同じ職場に半年、1年と長期に雇用している場合は、正規職員として雇用の場の確保に寄与すべきではないでしょうか。 国からの要請として、民間企業に非正規雇用から正規雇用へと採用要請がされています。匝瑳市として会計年度任用職員から正規雇用へと考えてはいかがでしょうか。市民は会計年度任用職員も正規雇用も同じ職員と見ています。仕事の内容に違いがありますか。宮内市長はどのようにお考えか伺います。 最後の質問です。 宮内市長の7つの重点施策の市民の生活基盤の整備で、JR八日市場駅南側から乗降可能な改札窓口設置について、東日本旅客鉄道株式会社と協議しますと述べています。八日市場駅南口の設置は多くの市民から要望されています。 そこでお尋ねしますが、JR東日本との協議はどの程度進んでいるのでしょうか。結果はどうなっていますか、お尋ねいたします。 以上で登壇からの質問を終わります。当局の誠意ある回答をお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君の登壇質問が終わりました。 椎名勝英君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、ただいまの椎名議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、農業所得向上対策についてのお尋ねでございますが、議員から御提案のありました主食用米の米価下落に対する助成につきましては、市では今年度におきましても、米価の安定を図るため需要に応じた生産を推進しているところであり、さらに独自の支援を行うことは、市の財政上において大変難しい状況であります。 なお、農業収入減少対策といたしまして、さきの5月臨時会において、農業経営収入保険加入推進事業を御可決いただいたところでありますので、引き続き収入保険制度への加入促進を図り、農業収入の安定につなげてまいりたいと考えております。 次に、物価上昇に対する農業者支援についてでございますが、コロナ禍に伴う消費の低迷や世界情勢の変化に伴う原油や原材料価格の上昇及び輸入コストの増加を要因とした燃料、肥料等の物価高騰は、農業経営に係る生産コストの増加にも影響を与えるなど、生産者の皆様には大変厳しい経営状況にあるものと認識しております。 市といたしましては、今後の物価高騰の推移や農産物等の価格への影響など国や県の動向等を注視しながら、効果的な支援について関係機関と協議してまいりたいと考えております。 次に、私の政策としての6つのまちづくりビジョンに係る子育て視点のまちづくりについてのお尋ねでございますが、具体的施策等につきましては、現在関係各課との調整を行っており、今後早期に取りまとめの上、実施してまいりたいと考えております。 なお、学校給食費の負担軽減対策といたしましては、昨日、武田議員の御質問にお答えいたしましたように、子育て支援、生活支援の観点から新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のコロナ禍における原油価格・物価高騰対応分を活用し、市の独自支援事業として調整を行ったところであります。今後、本定例会に補正予算として追加提案させていただく予定でございます。 最後に、八日市場駅南側から乗降可能な改札窓口の設置についてのお尋ねでございますが、本件につきましては、市民が求める生活基盤の整備の一環といたしまして、私が市民の皆様にお約束した7つの重点施策の一つに掲げている取組であります。 現在までの状況といたしましては、本年3月に、JR東日本旅客鉄道株式会社に対する要望事項として取りまとめを行っております千葉県JR線複線化等促進期成同盟に対しまして要望書の提出を行ったところであります。また、先月24日には私自らJR東日本千葉支社に出向き、八日市場駅南側改札窓口の設置要望について直接お伝えしたところであります。 なお、新たな改札窓口の設置に当たっては、鉄道利用客を増やしていくことが不可欠であることから、利用客の増加を図りながら、今後も粘り強く要望活動に取り組んでまいりたいと考えております。 私からは以上でありますが、そのほかにつきましては教育長及び担当課長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、給食費の無償化についてと給食費の値上げについてお答えいたします。 御承知のように、現在本市では、18歳までの子ども3人以上を有する家庭に対し、第3子以降は無償としていますが、これまでもお答えしてまいりましたように、財源の確保から現状での完全無償化は困難であると考えております。 なお、学校給食の無償化については、千葉県では熊谷県知事が本年6月2日の県議会において、今年度内に子どもの多い世帯を対象とした支援を実施できるよう速やかに準備を進めるとの答弁がありました。また、令和3年7月には、千葉県が市町村への新たな補助制度の創設について国へ要望していることから、引き続き国・県の動向を注視してまいります。 次に、給食費の値上げについての御質問ですが、4月から食材が大変高騰しております。前年4月からの比較といたしましては、食用油、小麦粉、タマネギ等が上昇しております。このような価格上昇のため、予算的にかなり厳しい状況ではございますが、子育て世帯を支援していくために、できるだけ給食費の値上げはしない方向で考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 私からは、食材費の値上がりについて教育長の答弁に補足いたしますとともに、給食費の月額、そして地産地消についてお答えいたします。 まず、食材費の値上がりについてですが、食用油の中では、揚げ物用油が16.5キロで2,480円から5,100円となり、206%の上昇をしております。炒め物用油については1.5リットルで334円から550円となり、165%の上昇をしております。小麦粉は1キロ当たり159円から205円となり、129%の上昇、タマネギは1キロ当たり98円から270円となり、276%の上昇をしております。 次に、給食費の月額につきましては、幼稚園が月額3,680円、これは1食当たり230円となります。小学校が月額4,200円、1食240円。中学校が月額4,700円、1食270円となっております。 地産地消につきましては、昨日、内山議員に御答弁したとおりでございます。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) 私からは、市職員への高校卒業者の採用についてと市職員の非正規雇用についてお答えさせていただきます。 初めに、市職員への高校卒業者の採用についてでございますが、昨日の都祭議員の御質問に御答弁させていただきましたように、今後、高校卒業者を含めた有為な人材の確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、市職員の非正規雇用についてのお尋ねでございますが、初めに、会計年度任用職員の賃金につきましては、正規職員と会計年度任用職員は職種別に同一の給料表を適用しており、給料の決定に当たっては職務経験を考慮いたしております。会計年度任用職員のうち事務職では、最も任用の多い事務補助の賃金を例に申し上げますと、フルタイム勤務の場合、給料月額は15万4,900円となります。この給料月額は初級採用の正規職員と同様でございます。また、最大で3年分の経験加算がされ、この場合の給料月額は17万1,700円となります。 なお、任用期間が6か月以上であることなど、一定の条件を満たす会計年度任用職員につきましては期末手当が支給されます。令和4年度における支給割合は正規職員と同様で、6月期に1.2か月分、12月期に1.2か月分、年間で2.4か月分となります。 次に、職員数についてでございますが、令和4年4月1日現在の会計年度任用職員は、病院事業の職員を除きフルタイム勤務が84名、パートタイム勤務が240名、合計324名でございます。また、令和4年4月1日現在の正規職員数につきましては、病院事業職員を除き299名でございます。 次に、同じ職場に長期に雇用している会計年度任用職員を正規職員とし、雇用の場の確保に寄与すべきではないかとの御提案でございますが、民間労働者につきましては労働契約法の規定によりまして、有期労働契約が5年を超えた場合には当該労働者からの申込みにより、期間の定めのない労働契約に転換されるというルールがございます。 しかしながら、地方公務員は労働契約法の適用が除外されております。このため、会計年度任用職員が任用期間を通算した期間が5年を超える場合に常勤職員に転換されるというような仕組みはございません。地方公務員法の規定により競争による採用が原則とされ、会計年度任用職員が常勤職員として任用される場合は、常勤職員としての競争試験を改めて受験していただくことになります。 最後に、正規職員と会計年度任用職員との仕事の内容の違いについてでございますが、正規職員は、職務は適宜判断を行いながら専門的かつ非定型的な業務を行うことで、様々な判断を求められるということになります。会計年度任用職員は、基本的には正規職員が行う各種業務の単純補助業務、定型的な業務を担っていただく違いがございます。また、一時的に増大する臨時的な業務等につきましても会計年度任用職員を活用し、効果的な組織運営を図っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 再質問を行います。 まず、農業所得向上対策ということで、米価安定のために需要に応じた生産を推進するそうですが、昨年も生産者は100%転作に協力しました。しかし米価は下がりました。需要に応じた生産をしたら価格は上がると思いますか。御答弁ください。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 昨年の転作100%でございますが、こちら市内の100%ということになっておるかと考えております。そこで、近年の国内における主食用米の生産実績を見てみますと、国が示しております適正生産量を上回る生産が続いている状況でございます。需要に応じた生産が全国的に継続されれば、効果が見込めるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 全国的にも私は100%行ったんじゃないかなと思っていたんですけれども、やはりここで今余っているお米を政府として全て買い上げる、備蓄をするというような方向性がないと、ずっと余った状況で、生産しても価格は上がらないということであります。ですので、市としても県なり国に、政府に買入れを望むというようなことで、絶えず申し上げていただきたいと思っております。 それから収入保険、農業の収入減少対策として収入保険制度への加入促進を図るそうですが、令和4年度の加入の締切りは令和3年12月でした。令和4年度の加入者は33名であり、令和4年度の対策にはなりません。こんな少ない状況では対策とは言えない。 また、加入条件が、青色申告をしている人でないと加入はできません。植木農家も加入できません。昨年のように米価が下がれば補償金額も下がります。再生産ができない状況になると思いますが、市長はどのように思うかお答えください。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) 実務的な内容となりますので、私からお答えさせていただきたいと思います。 市といたしましては、今後も国内の状況等を踏まえ、効果的な支援策を協議してまいりたいと考えておりますが、まずは収入保険制度への加入を促進し、収入の安定につながるよう支援してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 加入条件についてですけれども、植木農家、今大変厳しい状況にあると私は認識しております。植木農家さんはこの収入保険には入れない、いわゆる補償の外だというように思われますけれども、その辺はどう考えているか教えてください。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) それでは御質問にお答えさせていただきます。 やはり植木農家もそうでございますが、現在燃料、肥料等の物価高騰につきましては、生産コストの増加の影響を考えますと、生産者の皆様には大変厳しい経営状況であるものと認識しております。市といたしましては、今後の物価高騰の推移や農産物等の価格への影響などを見ながら、効果的な支援策について協議してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) あまり納得ができないんですけれども、さらに、今年は、今課長が言ったように、飼料、肥料、電気代、燃料代や資材費の高騰によりさらに状況が悪化しています。この状況を少しでもよくするため、10アール当たり5,000円の助成を再度お願いするとともに、物価高騰で困っている農家への対策を検討願います。市長の考えがあれば教えてください。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 先ほど来御意見いただいているとおり、農業関係者には本当に今厳しい状況というふうに、もう本当にかなり厳しい状況の声も私のところにも大変いただいているところであります。 そのような中で、主食用米への10アール当たり5,000円というところは先ほども御答弁したとおりなんですけれども、なかなか市の独自支援策として主食用米に、今、さらに財政的な支援を行うというところは大変厳しいというようなところがあります。そのような中から、いろいろな転化していくこととかを支援に、市としても力を入れていきたいというふうに考えているところであります。 また、さらに物価上昇に対する農業支援につきましては、先ほども御答弁したとおりでありますけれども、今後関係機関とも協議をしながら、さらには様々な面から最終的なこの物価高騰対応分を、コロナウイルスの感染症対応地方創生臨時交付金などを活用しながらというところをこれから検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 私の要望に対するものはあまり解決されなかったんですけれども、香取市では既に価格、助成金として3,000円かな、の助成金が出されておりますので、ぜひ市長、これから農家は大変困っていますので、その辺を考慮いたしまして、できないということですけれども検討していただきたいと思います。 次に移ります。学校給食費の無償化についてです。 県内で学校給食費の無償化を実施している自治体について調査していますか。調べていれば教えてください。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、県内の学校給食無償化の実施状況を御説明いたします。 まず、令和4年度5月現在でございますが、小・中学校で完全無償化を実施している自治体は、全部町になりますが8町でございます。それから小・中学校一部無償化、これ内容的には小学校6年生と中学校3年生を無償化するというものですが、この自治体が1市でございます。また、本市のように第3子以降全額免除としている自治体は8市2町でございます。 このほか、第4子以降全額免除している自治体が1市、第3子以降の給食費を2分の1免除している自治体は1市、それから年齢制限を設けずに第3子以降全額補助をしている自治体が1市となります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 旭市の市長、香取市の市長も選挙公約で学校給食費の無償化を打ち出しております。今、課長からありましたように、浦安市は小学校6年生と中学生の生徒の学校給食費を無料にするとしています。 教育長は、実施できない理由を予算的なものと述べていますが、浦安市のように一部無償化にするとしたら、匝瑳市は一部無償化は可能かどうか伺います。教えてください。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) ただいまの御質問にお答えいたします。 一部無償化についてでございますが、これにつきましては現行の、今当市がやっております第3子以降無償化、これも一部無償化に入りますので、そのように御理解を賜りたいと思います。 なお、これを第2子にしますと、さらにこれから4,000万円余りをまた持ち出すことになります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 第2子については4,000万円ということで、これから質問しようかなと思っていたことを先に答えていただきました。 さきの県議会で、熊谷知事は質問に対し、子どもの多い世帯に学校給食費の無償化を今年度中に実施すると、早い時期で検討するということで回答しています。匝瑳市においても完全無償化が無理ならば、現在の第3子を第2子以降の無償化を早急に検討に入るべきと思うがということで、市長の考え方を教えてください。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、ただいまの御質問にお答えします。 学校給食費の無償化につきましては、議員おっしゃったとおり、千葉県で熊谷知事が本年6月2日に県議会において、年度内に子どもの多い世帯を対象とした支援を実施できるよう、速やかに準備を進めるというような御答弁があったということで伺っております。 また、令和3年7月には千葉県が市町村への新たな補助制度の創設について国へ要望していることから、引き続き国や県の動向を注視して対応を考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 地産地消の食材について伺います。これは昨日、内山さんからも質問されておりましたけれども、ダブる可能性もありますが質問いたします。 第3次匝瑳市食育推進計画書において、給食施設での地元産の利用促進等が書かれています。これはもう既に学校教育課長は見ていると思いますけれども、見ていますよね。 また、令和4年4月5日付事務連絡が文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課から、「令和4年度における新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の取扱について」が発出されているが、見ましたか。それで、その内容をお伺いいたします。教えてください。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、まず地産地消についてでございますが、食育推進計画につきましては私も策定委員になっておりますので、当然内容等については理解しております。第4章の施策の展開というところで、地元食材を給食でという項目がありますので、そのように努めていく所存でございます。ただ、昨日、内山議員にお答えしたとおり、できるだけ多く取り入れていきたいと考えております。 それから臨時交付金につきましてですが、「令和4年度における新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の取扱について」の内容でございますが、原油価格・物価高騰に直面する生活者や事業者を支援することを目的としております。その中で、物価高騰に伴う学校給食等に関する負担軽減という例が追加され、生活者支援、つまり保護者を支援するといった内容が加わったと理解しております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) その中にでも、学校給食の地元産を推進すると、大いに活用してくださいよというような内容も含まれていると思うんですが、国も匝瑳市も食育の観点から、地産地消で安全・安心な食材を、積極的に使用を求めています。赤ピーマン、トマト、ネギは使用しているそうですが、これ以外のものも使用する考えがあるのかお聞きします。 それで、特に米は千葉県の認証である千葉県の特別栽培米が当市でも生産されております。安心・安全でよいと思うが、この辺を使用することは考えていないのか教えてください。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの地元食材の利用についての御質問でございますが、昨日、内山議員に答弁したとおりでございますが、先ほど議員がおっしゃいました赤ピーマン等以外には、チヂミコマツナ、長ネギ、イチゴ、トマト、トウモロコシ、もち麦、みそ、米、水産加工品、肉類、卵等、地元から優先して購入しております。 以上でございます。
    ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 米についてはどうでしょう。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 大変失礼しました。お米については地元産のお米を使っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 地元産というか、地元の米屋さんから取っていて千葉県産ということだと思うんですよ。地元産を確認しているかどうか分からないんですが、それで私の言いたいのは、千葉県が認証している特別栽培米が安心・安全でよいと思うんですよ。その辺、当匝瑳市の中でも生産者がおりますので、ぜひそのお米を、減農薬、減化学肥料、そのお米を使ったらいかがですかということをお尋ねします。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) お米について御説明、ちょっと足りない説明で申し訳ありませんでした。お米については市内産のお米を使っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 私から、千葉県認証の特別栽培米をぜひ使っていただきたいということを要望いたします。 続いて、職員の採用についてでございますが、初級職、いわゆる高校卒業採用者はいつから採用されていないのか伺います。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 初級職の職員はいつから採用されていないのかというお尋ねでございますが、平成18年の合併以降、本市においては一般行政職の障害者の対象や技術職の職種を除きまして、大学卒業程度の学力を有する上級職の採用のみを行っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) その理由か何かはありますか。なぜ大学卒業生だけしか採っていないのか、そういう理由は。課長の時代じゃない、前からのことだと思うんですが、その理由を、あれば教えてください。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 以前は上級職ということで、高校を卒業して4年間の大学生活を送られまして、その4年間を送った中で、そうすると上級職になりますが、即戦力というような形が適切かどうか分かりませんけれども、そういう形で上級職を採用していたということでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 初級職を採用したらマイナスが出るのかどうなのか、今のでは分からないけれども、私は昨日、都祭議員への回答で、インターンシップの受入れは令和5年からだというようなことでありましたけれども、私としては今年度の採用から初級職を採っていただきたい、採用していただきたいということを強く望みたいと思います。 現在、非正規雇用、会計年度任用職員が何人いるのかは先ほど答弁がありましたけれども、各職場の人数を伺うと、半数以上の人が会計年度職員、非正規職員になっています。これは異常ではないですか。私は、市役所の職場を見ると、市役所の行政改革の名の下に職員を減らしたのが非正規雇用が増えた原因だと思うんです。それによって職場の中が大変な状況に私は今なっているんじゃないのか。夜遅くまでしているし、私どもが行っても仕事が忙しくてすぐ対応ができない状況が生まれているんじゃないかと。 ですので、私は行政改革というのは、人を減らせば行政改革ができたというように、今まで解釈をされていた人も多くいたと思うんです。ですが、私の改革は市民にいかに仕事を、喜んでいただける仕事ができるのか、それが行政改革の一つだろうと思っています。そして職員が自ら自死するというか、そういう状況の出る役所ではなくて、もっと人員を増やし、余裕のある職場にしていただきたいというように考えております。市長としていかがお考えでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 会計年度任用職員が非常に多いというような御指摘だと思います。会計年度任用職員は、令和2年度からこの制度が始まりまして、それまでは嘱託職員ですとか臨時雇職員という者がおりました。そういった職員は、以前から市の業務のほう、補助的業務、また一般的な事務補助ということでお仕事をしていただいたんですが、制度が変わりまして、そういった方々全てが会計年度任用職員という形で任用しております。 この匝瑳市、多い一つの理由といたしましては、例えば学校教育課ですと150名おります。これには、放課後児童クラブの放課後児童支援員ですとか学習支援補助教員、こういった方がおります。また、健康管理課には健診業務に携わる保健師さん等もおりまして、多いというふうに私のほうも認識をしております。 今後、職員が少ないんじゃないかという部分につきましては、現状の維持、また業務の停滞がないように、職員の採用は計画的に行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 市長答弁。ありますか。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 私からは、椎名議員からありましたとおり、昨日の都祭議員のお話もありましたが、市役所がやはり市の役に立つところというところで、市民に喜んでいただけるサービスをしっかりと提供できるように、これからも努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 民間企業が、いわゆる非正規職員というか、それが5年間続くと正社員になるという国としての要請を行っているところですが、市の公務員、地方自治体なり公務員についてはそういうことがないと。だから長期に非常勤の市職員として採用しても構わないというような総務課長の答弁でございますけれども、私は、市の民間企業がそういうような要請を受けたというのは、市役所にはそういうことがないんだろうということで、正規雇用を率先して採用していく方向に持っていくべきだというふうに考えております。 それで、会計年度任用職員はこれで生計を立てている人も多くいます。長く勤務していた会計年度職員が3月に来年度の雇用契約はないと言われて、いわゆる首ですね。その理由を聞いても無回答でしたと私に相談をされております。その人はもっと働きたかったそうです。雇用契約は当人とよく話し合って決めるべきと考えますが、一方的な解雇をしているように思われるんですが、市長の考えをお伺いいたします。 ◎市長(宮内康幸君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの議員の御質問にお答えをさせていただきます。 またこれ制度的な問題でございますけれども、会計年度任用職員の任用につきましては、先ほど御説明しましたように令和2年度から制度化され、これ1会計年度を最長の任期として任用します。業務は、先ほど説明しましたように、正規職員が行う各種業務の補助を行う非常勤の地方公務員ということでございます。 任用に当たりましては、年度ごとにその必要人数を把握した上でまず募集を行います。それで各課において書類選考、面接等を行いまして、その結果について文書で応募した方へ通知をしております。ですので、例えば4人募集をしているところにそれ以上多く来た場合については、それを超えた分については任用できないということになります。 これは各課で任用していく中で、その多く来た方がそこで働くにはどういった方を任用したらいいかということで検討した結果ということでございまして、それを通知しております。また、そういったことで再度任用に至らなかったという場合だと思いますけれども、御理解賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) その方はいわゆる会計年度、臨時職員として十何年も働いている。そこで生活をしていたんですよ。その生活をしていたのを、一方的というか話もなく、いわゆる解雇、首を切られたというか、再雇いはならなかったということであります。長く働いている人たちが、そこで生活をしている人なんです。ある程度の年代の、10年も働いていますから年齢も過ぎていると思いますので、そういう方も親身になって採用することが必要じゃないのかなと思いますけれども、その教えなかった理由というのは何か、人事の問題だから教えなかったのかどうか知らないけれども、なぜ教えなかったのか教えてください。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問でございますけれども、会計年度任用職員につきましては1会計年度を雇用期間としておりますので、また来年度、その職として募集をすれば、また今いる職員が応募してまいります。その中で必要な職員を、人数を確保するということですので、その方以外にも応募があったと思います。そこで担当課のほうで選考して、その結果漏れてしまったということでございまして、首を切ったとかという部分ではなくて、1会計年度1年ということで決まっておりまして、再度任用されたとは思いますけれども、たまたまそこが多く募集がありまして、選考の結果そういった形になったということでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) その方は市役所に勤めたいというか、非正規でもいいから勤めたいということで希望していたんですが、その方が思うには一方的に切られたよというように考えると思うんです。私としては、雇用の安定を図り、処遇の改善を強く求めていきたいと思います。 次に移ります。 駅の南口の改札でございますが、駅の南側は未完成ではあるが、道路やロータリーが造られ開発が進むと思っていましたが、一向に進まず現在に至っております。銚子連絡道路の開通も間近になっております。開発を進めるためにも駅南口の開設を強く求めたいと思います。 5月24日にJR東日本千葉支社に訪問されたそうですが、そのときの内容なり結果をお知らせください。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 24日に私が伺いました際、JR東日本千葉支社の企画部長さんとお会いをさせていただきました。その際、八日市場駅南側からの乗降可能な窓口、改札の設置につきましては、非常に市民からも多い要望の一つであるということを受け、私自身も選挙公約として掲げているということをお伝えさせていただきました。 そのような中、JR東日本では引き続き総武本線の利用客の増加に取り組み、今後も公共交通として維持をしていきたいというような御回答をいただきまして、市といたしましても利用客を増やすということがやはり大事だということで、JR東日本と協力していく旨をお伝えしてきたところであります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 私からも、ぜひ一日も早く南口の改札を造っていただきたいと要望します。 それと、質問にはなかったんですが、通告にはないんですが、駅南側の…… ○議長(石田勝一君) 椎名議員に申し上げます。原則は通告に基づくものですから。 ◆2番(椎名勝英君) 南側の開発を聞いておこうと思って。分かりました。 以上で終わります。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君の一般質問を打ち切ります。 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 6月17日金曜日は総合調整のため休会とし、6月20日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午前11時59分 散会...